夢で逢えたら

娘もそろそろ3ヶ月。

当たり前に生活の中心になり
我慢はそれほど苦ではなく
当たり前だった妻と二人の日々は
当たり前ではなくなった。

洗濯が多くなることや
夜中に起こされること
休日も早起きになることは
特に苦ではなく
朝起きた時に隣にいる君が
ただただ愛しい。

いつ死んでもいいやと思ってた日常は
絶対に死ねない日常になり
死んでたまるかという日常に昇華された

落ち込んでいたあの日々は
すでに過去になり
その過去にすら感謝できるようになった

死んだ親父に対しては
自分もこんな気持ちで
育ててもらったのかと感じられるようになり
生きている母親に
自分の生き写しである娘を
一層見てもらいたくなった

こんなにも日常が生きている
こんなにも人生を正当化できて
こんなにもやる気がでる

ちゃんと父親になれているかは分からない
父親ってこんな風だっけ?と
思いながら
父親になれた自分を
自分が1番喜んでいるのだろう。

あわよくば
父親になった自分を
親父にも見て欲しかったけど
きっとどこかでオムツをかえ
寝かしつけに四苦八苦している自分を
笑いながら見てるだろう

みんなに愛されて
みんなから祝福され
ちゃんと幸せに育って欲しい
君が幸せでいられるように
出来ることはすべてしよう

その気持ちを親と呼ぶのなら
ちゃんと父親になれているかな。

なんて思った。